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12月に入り、吐く息が白くなった頃、
“私イジメ”のレベルを1段階上げることにした。
早朝、人気のない玄関。
4人の上靴に指令書を入れて置く。
教室に入り、ララたんが黒板に書いた、私の悪口を消していると、
菜緒が「おっはよ!」と入って来た。
振り向く私の顔を見て、息を飲み、驚いている。
「愛美… その顔、どうした?
まさか…例のイジメ?」
「… 多分」
左頬に大きな湿布を1枚貼っていた。
端を少し剥がして菜緒に見せ、
すぐに湿布で頬を隠す。
怖がりながら、菜緒が質問してくる。
「青くなってる…
今度は何された?叩かれたの?
誰に?」
「昨日の帰り…
目出し帽の女の子に、いきなり殴られた」
「マジで… ヤバイよ…
親に言った?て言うか、警察ものでしょ?」


