黒愛−kuroai−

 


 ◇◇


中傷ポスターから数日間、校内で大人しく過ごしていた。


弱々しく笑い、時折しょんぼりと肩を落として見せる。



ブタ子達の前では、ダメージを受けた風を装い、

柊也先輩の前だけ、明るい笑顔を見せていた。



ポスターの噂は当然、彼の耳にも入っていた。


かなり心配されたが、

「嘘ばっかりで気にしていませんよ」

と平気さをアピールした。



現段階で、心配させ過ぎてはいけない。

ナイトの登場は、まだ早い。



これから“私イジメ”はエスカレートする。

もっと酷い状況になり、初めて事の重大さに気付かせる方が、私にとってメリットが大きい。




掲示板上での、楽しいやり取りは続いていた。


4人の信頼を勝ち得た“クロアイ”は、徐々に彼女達を支配して行く。