菜緒と一緒に渡り廊下へ行く。
予想通り、集客効果は抜群。
溢れる程の人だかりが出来ていた。
菜緒が
「ほら、アレだよ…」
とポスターを指差す。
制作者は私だが、
「嘘… あれ全部?」
と、一応の驚きとショックを演技してみた。
黄色地に黒字の、目立つ配色。
紙面の上半分は、引き延ばした写真がプリントしてある。
これは先月の郊外学習の写真だ。
行事物はカメラマンが同行し、後で写真を校内販売する。
誰でも購入可能な私の写真を、ここで使用した。
写真の目元に黒い棒線を引き、わざとらしい匿名性を出してみた。
更に全身を赤丸で囲み、斜め線を入れ、危険人物扱いする。


