黒愛−kuroai−

 


ブタ子を見る度、「これだけ?」と聞きたくなるのを我慢し、

第二弾の攻撃を待っているのだが、一向にその気配がない。



掲示板であんなに息巻いていたのに、ガッカリさせてくれる…



ブタ子は私と同じダークな匂いがする。

心の中は真っ黒だと思っていたけど、実は優しいイイ子なのだろうか?

それとも馬鹿なだけか…




教室の対角で、お弁当を食べるブタ子グループをチラリ見た。


キャッキャッと楽しそうに笑っている。



笑顔のブタ子と目が合った。

ニヤリ笑うブタ子。

してやったりと、満足そうだ。



その顔を見て理解した。


ブタ子の“仕返し”は、本当にこの退屈なメモ用紙1枚で終ったのだと。




菜緒の前で独り言を呟く。



「こんなの予想外…
困るよね…」




この程度のイジメでは、恐怖を演じられない。

姫を守る、ナイトも登場させられない。