黒愛−kuroai−

 


他の2人のレスも、ララたんと似たような感じ。



『あの女より桃ラビちゃんの方がお似合い』

『思いはきっと届くよ』

など…

上辺だけの応援合戦を繰り広げていた。



見下されていると気付かない桃ラビは、3人に背中を押され、

“怒り”から一歩前に進んだ。




『悔しい!仕返ししないと気が済まない!』

と書き込む桃ラビ。




他の3人が

『やっちゃえ!』

『頑張れ〜』

『痛い目みるべき』

いい加減な応援をする。




それを見て私はニヤリと笑う。

誘導せずとも、仕返しする方向へ進んだみたい。



計画通りと分かり、今夜は会話に参加せず、サイトを出た。



椅子から立ち上がり、ピンクのカーテンの前に立つ。


勢いよく開けると、壁には何十人もの柊也先輩の顔。



大切なコレクションを一枚一枚眺める。



1番のお気に入りは、テニスの試合中の写真。

鋭い目付きでボールを追う、
彼の唇にキスをした。