ーガチャ
………よかった、誰もいない
屋上のドアを開けると澄みきった青い空がひろがっていた
………あたしの心もあの空のように綺麗だったらいいのに
そんなことを思いながら、フェンスの近くまで行く
ボーッと空を眺めていると、後ろでガチャとドアの開く音がした
なんだよ、またあいつらが来たのか?
「……………凛」
でも来たのは浩ちゃんだった
「………なぁんだ、浩ちゃんか。てっきりまた双龍のやつらが来たのかと思ったよ」
「凛はあいつらと関わる気はないのか?」
そんなの…………
「当たり前でしょ」
「………あいつらは絶対に裏切らないと言ってもか?」
「仲間になるとか、有り得ない。裏切らないっていうのだって、所詮はうわべだけ。もう、あんなのは嫌なのよ………」
「………でも、いずれは人を頼るときが来るんだ。…………あいつらのこと、考えてみてくれ」
浩ちゃんはそう言って屋上から出て行った


