しかし、そんな思いも1週間後には消えてしまった
代わりに出来た思いは、あたしへの恨みだろう
篤が帰らぬ人となったのは突然だった
いつものように病室に行って、篤と話して薬を飲ませる………今日も同じだと思っていた
医者から渡されていた薬は、粉状のものでそれをコップに入れて水で薄めて飲むものだった
ここの病院ではあたしが受付に顔を出すと、看護婦さんが薬をすぐに飲めるような状態にして部屋に持ってきてくれた
あたしは、本当にただ飲ませるだけだ
今日も看護婦さんが薬を部屋に持ってきてくれた
ありがとうございます、とお礼を言ってから受け取る
そして篤の口元に近付け、ゆっくりと飲ませていく


