「ひどいよね。
あたしだって、ひどいよね。
ごめんなさい。ごめんなさい」
でも、このままじゃあなたも、苦しいだけだから。
あたしを憎んでもいい。
「どうか、次に産まれるときは……」
神でも、妖怪でもなく。
人が大好きだったあなたは、次は人になれますように。
「どうか、優しい人に愛されますように……!」
見上げると、オロチの灰色の瞳と目があった気がした。
その瞬間、オーロラが今まで以上の光を放つ。
「お人よしめ……っ」
四郎くんの苦しそうな声が聞こえる。
オロチを受け止めたままつないだ手から、温かい力が流れ込んできた。
神様、あなたが本当にいるならば。
どうか、このお願いを聞いてください。
オーロラの中に、妖精が飛び回っているような光の粉が、きらきらときらめく。
神様。
どうか、この悲しい人たちの傷が、少しでも癒えますように……。



