神様なんて信じないっ!~イケメンと妖怪、召喚しちゃいました~



「大丈夫、だ……。

我らが一緒にいる。

お前なら、できる」


ああ。


その笑顔に、何度助けられただろう。


自分だって傷だらけで、寂しくて、苦しくて。


なのに、いつもあたしの背中を押してくれたね。


根拠も何もない、自信満々の笑顔で。


「うん!」


あたしはうなずき、涙をぬぐう。


そして、すでにオーロラの中にいるオロチに意識を集中させた。


オロチを抱きしめるようにして、浄化しろと願う。


「オロチ……あなたも、寂しかったんだね。

ごめんね、人間だってひどいよね」


オロチをここまでの狂気に突き落としたのは、誰だったのだろう?


決して、オロチ自身のせいだけじゃない気がする。


愛した人に裏切られ続け、歪む意外に何ができたって言うんだろう。