とまぁ、ありきたりな答えが返ってきた。 「そんなわけないじゃん。 ただ驚いてるだけ」 「……そっか」 改めて洋くんの姿を見ると、なんだか自分がすごいなぁと思えた。 大学生を射止めるなんて。 「じゃあね、また今度ね。 送ってくれてありがとう」 家の前につくと、洋くんは私に言った。 「ねぇ… 今日さ… 親いる?」