もうだめだってわかる。 逃げ出すことだって可能。 だけどもう嫌だ。 期待させて裏切られるのが。 だから私はドアより少し離れた所で体育座りをすることにする。 今日は本当に、逃げない。 ――――23時18分。 暑い。 寒いを通り越して、私の体は熱を帯びている。 頭が痛い。 次第に喉も痛みを伴ってるし。 草太くんは数時間おきに私の様子を見に、ドアを開ける。