それなのに草太くんは、捨てている。 箱を潰して。きっと中身もグシャグシャだ。 「そんなこと言って俺の気を引く気か? ふっ。滴は俺の気持ちを操る必要は無いんだよ」 だめだ。 もう彼に何を言っても通用しない。 私はそう思ったら、涙を流した。 抑えきれなかった。 「今度は嘘泣きか。 おまえはそんな演技もするようになったんだな」 さっきと同じ調子で私に言ってくる。