外を見てみると、日没しかけている。 だから私は帰ろうとする。 「滴、うちに帰ったらまたおいで。 せっかく冬休みになったんだから、何日か泊まろうよ」 草太くんがとびっきりの提案をする。 正直そこまで仲を深めようとは思わないが… 付き合うことになった以上、仕方ないと言い聞かせた。 「わかった。 じゃあ色々と支度してくるね」 草太くんに言い残すと、私は草太くん家を出た。