そんな私にお構いなしな鮫島くんはこう言った。 「いいから終業式終わったら、家に来いよ。 お前の大事なものを渡してやるからよ」 そう言って立ち去る鮫島くんを、再度ひき止めることはできなかった。 どうせ詳細なんて教えてくれないんだ。 こんな見かけだけの情報に騙されてはいけない。 だから行かないべきなんだ。 ……だけど心の中で、行った方がいいという気持ちが少しだけ生じている。