「あ…ごめんなさい」 話始めればいいものの、先に出た言葉は謝罪で瞬間的に腕を離す。 「……なんだよ、用事があるから早く終わらせろっつったのはそっちだろ」 不機嫌になった鮫島くん。 私が鮫島くんにそうさせたみたいじゃん。 「そっちがちゃんと説明してくれないからでしょ! 何でわざわざ鮫島くんの家に行かないといけないの? ここに持ってきて渡してくれればいいじゃん!」 怒りが露になってしまう自分を、止められない。