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外へ出ると、空はほんのりとオレンジ色になってきていた。


来た時と同様に自転車にまたがり、2人乗りをして走る。


山路さんの体重は軽く、本当に後ろに乗っているのかと時折不安になり、振り向いて確認をした。


すると山路さんはたいてい不思議そうな顔をしてこちらを見ていた。


芹香以外の女性を自転車の後ろに乗せるなんて、考えたこともなかった。


でも、今はこうして2人で行動していることで、気が楽になっていることも、事実だった。


そうこう考えているうちに住宅街が見えてきて、俺は公園の入り口に自転車を止めた。


「ゲームの地図はこの辺でしたよね?」