夜、眠っていると、ふと目が覚めた。 身体を動かそうとしてみるものの、まるで動かない。 そう。 私は金縛りにあっていた。 指一本どころか、まぶた……いや、眼球だって動かせない。 天井の一点を見つめたまま、私は動けないでいた。