お互いの顔と、ボタン、時間が見えてないほうがいい。


「分かった。」


私はそれだけ言うと、ボタンが置いてある机に顔を伏せ

目をつぶることにした。


目の前の世界は真っ暗になり、

やがて音も聞こえなくなった。



ーー
ーーー。


静かだ。このまま眠ってしまいそう。

そう思った時、


「ゲームシュウリョウジコクになりました。」

機械は言った。


やっと、やっと終わったんだ。