先輩がここにいたんだと思って丁寧に。 だけどやっぱり本人の方が気になっておざなりに。 そんな複雑な心境で掃除をしていたところで声をかけられる。 「星花、行っておいでよ」 そう言ってあたしの肩をポンッと叩いたのは、 「ツッキー……」 「先輩のところでしょ? もう掃除は終わったも同然だし大丈夫」