「あ、一番星」 先輩につられてツッキーとふたりで空を見上げた。 「本当だ」 確かにぽつっとひとつだけ星が浮かんでいる。 まだ春だから六時頃まで部活をしていて、ちょうど日没に被ったんだ。 タイミングばっちり。