305号室の男。【完】

その音にその人は気付き、こちらを見た。



隣にはやっぱり女がいて何か女に言い残しこちらにやって来た。



女はムッとして、奈緒を睨んだ。



「奈緒!」



笑顔で話し掛けてきた男。



「え…奈緒さん。まさか本当に、この人…?」



小声で聞かれ



「…うん」



とだけ返した。