あの日から隣の部屋…大智の部屋は静かになった。



と、言っても喘ぎ声が聞こえなくなったっていうだけで




「どうしたの、大智!!なんで抱いてくれないのよ!!」




こんな声が聞こえるようになった。



どっちみち、うるさいんだけど…。



でも、どうしたんだろう。



あんなに毎日のように抱いてた人が、パタリと止めるものなの…?



そんなことを思いながら、奈緒は仕事へ行く為に外へ出た。