「もらってくれって」 「いりませんって言ってるじゃないですか」 「はぁ…じゃ、ここに置いておく」 大智はテーブルの上に紙を置いた。 「いや、だから…」 「いいか、何かあったら連絡しろよ」 「…はい?」 「電話でもメールでもいい。朝でも夜でもいい。何かあったら連絡してこい。俺が隣にいる時は壁叩け。すぐに来てやるよ」 「……なっ」 一体、何なのよ。