「ありがとな!」



そう言うと大智は、スラスラと何かを書いていた。



そして…



「はい、これ渡しとく」



「は?何ですか?」



「何ですか?って見れば分かんだろ?俺の携帯番号とアドレスだよ」



「いや、いりませんから」



差し出されたメモ用紙を、そのまま付き返した。