305号室の男。【完】


「あ、あぁ…。でも、ほんとに大丈夫か…?」



「大丈夫です…」



「そっか…。じゃ、行くな?」



「はい、さようなら」



「さようならって…。あ、そうだ。メモとペンってあるか?」



なに、まだ用事…?



「はい、どうぞ」



奈緒は引き出しからメモとペンを渡した。