305号室の男。【完】


「奈緒…」



大智に名前を呼ばれ…



大智の手が、奈緒の頬に触れた。



「……やだっ!!触んないでっ!!」



「奈緒…?」



「……っ、名前も呼ばないでっ!!」



「奈緒、どうした…?大丈夫か!?」



「……っ。だ、いじょ、ぶ…。大丈夫だから、もう帰ってください…」



もう限界だった…。