「出来ましたけど…」 奈緒がテーブルへ持って行くと大智は、愛猫ネルと遊んでいた。 「おっ、うまそうだな。なぁ、奈緒コイツの名前は?」 ネルを抱き上げ聞いてきた。 「…ネル」 「ネルかぁ。お前可愛いなぁ」 「あの…冷めますけど」 「あぁ、そうだな」 大智は手を合わせ“いただきます”と、言ってからフォークを手に取った。 「奈緒!!これ、うまいな!!お前、天才だな!!」 一口食べた大智は、子供みたいな笑顔で言った。 「それは良かったですね」 そんな大智の笑顔に奈緒は少しだけ、キュンとした。