「奈緒、呼べよ」 「………」 「呼べって」 「…だ、いちさん…」 「よし!よくできました」 そう言って大智は笑った。 何かこの人のペースに呑まれてる気がする…。 そんなあたしたちは一緒にキッチンへ立ちタラコスパを作った。 大智の手先は器用で奈緒の指示通り、ちゃんと動いてくれた。