305号室の男。【完】

「楽しかった!ね、大智さん!!」



あたしたちの部屋に帰り、思いっきり抱き着くと。



「なに、誘ってんの?」



「さそ…、っ」



大智さんの変なスイッチを、押したらしいです…。



「なんなら、お望み通りにしてやろうか?」



「ま、まままま待って…!!」



「なに、焦ってんだよ」



“俺、嫉妬したんだけど?”と、迫りくる大智さん。



「し…、嫉妬?だ…、れに?」



聞き返すと。



「お前、酒弱いくせに飲みすぎなんだよ。転びそうになったとこを雅に抱きとめられて」



大智さんの拗ねたとこを初めて見た。