305号室の男。【完】

「やぁっ…、あぁっ…」



動き回るその指に声が漏れる。



「奈緒、やらしいな」



その言葉に更に恥ずかしくなり、あたしの中から溢れ出してくるのが分かった。



「ここ準備できてるみたいだけど、どうする?」



“奈緒が決めろ”って、あたしが断らないの分かってて言ってるよね…。



「し…、たい…」



ほら、言っちゃったし。



大智さんは、あたしが断らないと分かってたのかクスリと笑い。



「来いよ」



そう言って食べ物や飲み物が置いてあったテーブルへ、あたしを乗せた。