305号室の男。【完】

「あ、そうだ。大智さんとは同棲だけで結婚は、しないんですか?」



いつも直球でくる葵の質問。



―ぶっ…!!!!―



飲んでる紅茶を吹き出した。



「ちょっ!!奈緒さん!?」



「ごめんごめん、突然だったからビックリしただけ…」



そう言ってテーブルを拭いた。



「あ、もしかしてプロポーズされました?」



本当に、葵は直球だ。



「……うん」



あたしは静かに頷いた。