「なぁ、待てって!!」 突然、大智に腕を掴まれた。 「……やっ!!!!」 ―バシッ― 奈緒は大智の手を振り払った。 「あ、悪ぃ……」 「……いえ、あたしこそすみません…」 『………』 数秒間、時が止まった…。