「なんも、ない…」



平然を装い言うも。



「仕方ねぇな」



「ちょっ!?」



クルンと体を回転させられ、大智さんの顔と天井が見えた。



“俺、腹減ったんだけど”…、そう言いながらキスが落ちる。



「え、ちょ、待って!!」



そう言っても“んー?”と言いながらも手は確実に、あたしの弱いとこをついてきた。



「……んっ…やぁっ……」



首を振り、イヤイヤをすると。



「へぇ…、やだねぇ」



“これでも、やだって言う?”と、指を動かし刺激されると完全に理性がぶっとんだ。



「……んぁっ……!!」



声が漏れると、大智さんはニヤリと笑った。



「ほら、やなんだろ?やだって言えよ」



「…あぁっ…!!」



そこからまた大智さんのペースにのまれ、あたしたちはまた体を重ねた。