すぐさまできた新しい彼女は太ももまで短く折られたスカートに限界まで緩められたリボンタイをしている。

確かに彼女には似合っているけれど。



「紫帆の真面目なところが好き」と言った彼は私と正反対の少女を選んだ。

そのことに落ちこみ、怒りを覚え、そして今は特別目立った感情を覚えることはなかった。



でも、さすがに思い出である相合傘を、しなくてもいい天気なのにしているのを見るのは、辛いものがあるんだよ！



昂ぶってしまった感情のせいで鼻の奥がツンと痛くなった。