恐怖短編集

今、私の五感と直感はフル活動して、敏感になっている。


今なら超能力でも使えそうなほど、すべてのことを見透かすことができた。


「それはかわいそうだわ」


「え?」


「男を知らないなんて、可愛そうだと言ったのよ。ねぇ、あなた?」


振り向く私に、祐樹が


「どういう意味だ」


と聞く。


「抱いてあげなさいよ」


「夏海、何言ってるんだ?」