「あった…」




ちょっとこじんまりとした五階建て。


将光の家は三階。




「何か、緊張するな」




手術が終わったら、駿が電話してくれるって言ってたけど、手術が終わる前に出来れば戻っていたい。


階段を上っていく。


将光は、毎日ここを上ってるんだよね。


何だか、不思議な感じ。