桜〜先輩に恋〜


「…芽魅は?」

「…す、き…です…」

「ん。…知ってる」




そう言って微笑む先輩。

余裕そうなのがなんだか、悔しい。

自分ばっかりいっぱいいっぱいで。





「明里さんに…言わなきゃ…」

「芽魅」

「はい…?」

「俺、きっと出会ったときから好きだった」

「…先輩」

「いい加減、その先輩もやめろよ?」

「どうして…?」

「…彼氏と彼女になったから」

「…先輩、じゃだめ?」

「…/////」





先輩の顔がみるみるうちに赤くなる。

…え、熱!?

インフルエンザ!?

いやいや時期的に違うよ!

じゃあ…風疹!?

いや…先輩はもう注射してあるし…。

って、じゃあなに!?




「めぐ、大丈夫」

「…え?」

「インフルでも風疹でもないから」

「よ…かったぁ…」

「…めぐが反則技するから」

「あたしなにも…」

「男に上目遣いだめ。」

「してな…っ!」

「してんだよー、それが」

「…うっ」




そんな…あたし上目遣いしてるの!?

してないもん。

そんな器用じゃないもん。