桜〜先輩に恋〜


「…めぐ」

「……」




俺の腕の中で眠りにつくめぐ。

…可愛い。

そう思ってしまう。

誰もが1回はめぐを“襲いたい”と思ってしまうだろう。

俺だってそのうちの1人。




――♪〜♪〜♪♪


「はい」

『波留…?』

「どうした?」




もうきっと、明里の気持ちにも応えてやれない。

…そうずっと思っていたんだ。

“めぐを好きだ”なんて思いを心の奥底に隠して。

きっと、出逢ったときにはもう俺はめぐに惚れてたんだ。




『あたし、なにがあっても波留を離す気ないから』

「…急になに?」



…いや急じゃない。

いつかは…って心のどこかで準備してたこと。

だってそんなに驚いてない自分が居るから。





「…で?」

『波留のタイプはあたししか居ないんでしょ?』

「……」

『波留、嘘はつかない人だもんね』

「…俺が嘘ついたって言ったら?」

『嘘よ、それも。』




明里は今何を見てそう言ってるんだろう?

俺にはもうめぐしか居ない。