「きもっ。その一人笑い」

 眉間にしわを寄せてわざとらしく肩を震えてみせる(クソ)天使。

 ちっと舌打ちをして睨んでやった。


 思い出せないこともあるけど、そうだよね、思い出せないってことは無いことと同じだよね。

 思い出さなくていいことなんだよねきっと。


 そして、ちゃんとやりきってこよう。


 私のためにこんなに泣いてくれる彼氏がいるなんて、きっと私は幸せなんだ。

 

 もう浮気もしないって言ってる。それを信じよう。