走って駅まで向かうと 「ふ……ぇっ、ん」 堪えきれなかった涙がポロポロと流れ出してきて 止まらなかった。 応援してくれる? って、そう言われた時 自分の気持ちをはっきり言えなかった弱さと、勇気のなさに すごく呆れた。 私だって橋本くんが好き。 堂々と言える自信があったら、後悔なんてしないのに。 気の弱い自分は、相手の言葉を黙って受け入れることしか出来なかった。