「そういえば、私がドアの前にいるっていつ頃気付いた?」

「ん?始めっからだけど?」

…………。


橋本くんって人は本当に、意地悪にもほどがあります。


すると、私は橋本くんの部屋に案内された。

私の前を歩く、橋本くんを見て思う。

うん、ラフな格好の橋本くんもかっこいい。

なんか新鮮だなぁ……。

なんて思っていると、橋本くんの部屋のドアが空いた。

うわぁ……。


その部屋は綺麗に整理されていて、本棚には本がズラっと並んでいた。