はじめましての方、はじめまして。

お馴染みの方、どうも、またお逢いできました、紅 憐です。

ここまでお読みいただきまして、本当に、ありがとうございます。

ただでさえ長編……まず「ありがとう」以外に言える言葉なんてありません。

思えば、この作品の執筆には一年ばかりがかかっていました……

当初は、三ヶ月くらいで書き終えるとばかり思っていたのですが……

加奈が、そしてヨシが、ね。

この子達はいい加減に描いてはダメだと、私の中のなにかにボッと火がついたんです。

はい。これでようやく、『紅 憐は恋愛作家である』というのも納得いただけたんじゃないかなっと。

さて、と。
前置きもほどほどに。

本作は、恋愛小説です。
特に意識したのは、「野いちご内の恋愛をクリーンにする恋愛小説」。

みなさんは、野いちごで『恋愛』ジャンルを眺めていて、こうは感じませんか?

「肉欲丸出し」。

失礼(笑)
相変わらず言葉選びが下手な私です。

けれど、いったんそう感じてしまったら、もぉ私は止まれませんでした。

「恋愛ってさ、なにもイケメンとか俺様とか、エッチとかそんなんじゃなくて、〝恋する気持ち〟じゃないの!?」と。