乃愛side あのバスケの大会から1週間ほどが過ぎた。 ウチの高校のバスケ部は、今も順調に勝ち進んでいて、次は、準々決勝。 そのためか、最近ではさらに練習量が増えていて皆大変そうだ。 ――……そして、 『なんか、遥斗先輩たちヨリ戻したらしいよ?』 『な〜んだぁ…告白しようかと思ってたのにぃ〜』 私のクラスでは、こんなことが噂されるようになっていた。