佳斗君と付き合い始めて、二週間が経った。 「咲姫、交換」 佳斗君の声を合図に、持ってきたパンを差し出す。 「はい」 最近、私と佳斗君でお昼ご飯を交換するのが日課。 佳斗君はいつも市販のパンを食べていて、手作りがいいとの事。