「……お前、今日何回ありがとう言うの?」 「何回言っても……足らないかな」 何回、何百回言ったっていいくらい、佳斗君にはとても救ってもらった。 きっと、今日教室に来てくれたのもわかってたんだ。 私が批判を受けることも、悪癖があることも、教室にいたくないことも…… 別に佳斗君がそう言ったのでもないのにそう言い切れるのは、きっと彼の優しさを痛感したからだろう。