- 作品番号
- 843914
- 最終更新
- 2013/05/05
- 総文字数
-
5,017
- ページ数
-
16ページ
- ステータス
-
完結
- PV数
- 1,100
- いいね数
- 0
ただいま、あたし達の
かなしい かなしい
ふるさと
哀染め 愛染め
あたしと君のアイソメ理論
【企画提出:雪きみ】
「雪がきみの色になる」
└派生可/使用必須
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review thanks!
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KIMORI様/*mayu*様/:あお様
MEME.様/白花コユズ様
~真依~様/。・★愛姫★・。様
ひな子、様/むめづき南央様
大宮心愛様/LOKI様
・・・・・・・・・・・・・・・
start◇2013,01,16
e n d◇2013,01,21
この作品のレビュー
2013/05/01 19:38
ネタバレ
綺麗な表現.
言葉一つ一つが、
とても綺麗でした。
切なくも、凄く美しい作品だなと感じました。
2013/02/09 04:08
ネタバレ
ただいま、
また、ここに帰ってきた。何回帰ってきても、変わらない風景がただただかなしい。
――わたしたちの、ふるさと
国に捨てられたから、捨ててやった。生きるしかない、死ぬにはまだ無知すぎるから。それなのに。
そばにいる、ずっと隣にいるキサで染めることしか知らない。いつの間にかずっとそうだから。その術しか知らない。
また、鎖が呼ぶんだろう。
それまで、また埋め尽くして。
読後にきゅう、と心臓が鳴りました。世界観が特に出色していて、生きること、ふるさとなどの言葉のひとつひとつが巧みでどうにもならないほど訴えてくる想いに作者さまの力量を感じました。
ぜひご一読くださいませ。お題の使い方、雰囲気、本当に素敵でした、ありがとうございました!
2013/02/02 21:39
ネタバレ
哀しい世界の中で
突き抜けるような足の冷たさも、いつやってくるかわからない爆撃も、会いたい人がいないこの町も
全てが寂しく、全てが哀しい。
でもね、君がそれら全てを染めてくれたから。
目の前にある悲しい現実も、この雪さえも、…それはもう、見えなくなってしまうくらいに、君の色で溢れているから。
寂しい、町。
哀しい、町。
だけど、とても
愛おしい、町。
現実も雪も、全てを君色に染めて。
**
すとん、と。
冒頭の文から一気に物語に吸い込まれてしまいました。
悲しくて、だけれど、愛おしい。現実から切り離された独特な世界間に、あなたもどっぷり浸ってしまうはず。
大切な人の存在を、思い出さずにはいられない作品。ぜひご一読を。
この作品のひとこと感想
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