30階から見る東京の夜景は、なんとも言いようがないほど綺麗だ。
電気をつけなくたって、明るさが保たれる。
考え事をするときは、間接照明だけつけて外を眺める。
そうすると、あるとき、ぽんと宇宙から言霊が降りてくる。

が、しかし・・・・・

うう、今回は終わる気配が感じられないし、

いい言い方が生まれてこないし、

ジャケット無いし・・・これは違うか

どうした私の頭!頼りにしてるのにここでストライキはやめて!

弱気になるなんて私らしくない!

ダメダメダメ!頭をぶるぶる振る。

「気合い気合い!」
ほっぺをぱしぱし叩いて気合いを入れる。

「よし!あと2時間がんばるぞ」
背伸びをしてクビをかきかき鳴らした。