そのことを知っているのは、幹部だけだが・・・ みんな、絶対に出来ると確信していた。 細かい所まで、入念に考える。 そして、あの人達の弱点を必死に練り、どういう流れで暗殺するか。 そこまで考えられた、この計画。 「睦月、お前は巡察行って来い」 ぼんやりとしていたわたしに、土方が声を掛ける。 「はいっ」 わたしは、屯所の門へと走って行った。