「お前が敬助はんを殺すんだよっ!? よく、そんな面出せるね!!」 明里さんが、泣きながら伊東に掴み掛かっている。 それを止める人は、誰もいない。 皆・・・伊東が原因だと思っているから。 「明里さん、行きましょう? 山南さん、待ってますよ?」 泣いている、明里さんを無理やり連れて行く。 今日・・・山南さんは、死んでしまう。 ――――大切な、大切な人を置いて・・・