わたしの場合驚くというよりも、納得という言葉のほうがしっくりくる。 「はじめまして、片岡誠と言います」 ニコッと笑った目元が、沖田さんに似ているような・・・ ただ、とてもいい人ということは分かった。 わたしも自己紹介を・・・と思ったが、片岡さんに遮られた。 一条が、うんうんと頷いている所を見ると、一条がわたしのことを既に話していたようだ。 そして、手に持った盆に乗った水をわたしに渡す。